メモ:皇太子へのメッセージ(抜粋)/藤島泰輔

アンチ皇室ヲチスレ part27

578 :皇太子へのメッセージ(抜粋)1/2 [sage] :2008/08/24(日) 23:02:38
三島さんは現在の天皇制は「週刊誌天皇制」としきりにいっていた。 それが、いたって実体のないもろいものであることを心配していた。 三島さんの天皇論は「日本の天皇は神権政治と王権政治が一つになったもので、この 形態を守るには、天皇は現代社会でいちばん人よりつらいことをしなければならない。 それを覚悟していただかなければならない。皇太子にも覚悟していらっしゃるかどう かを非常に言いたい」という、福田恆存氏との対話に要約されている。 最近、札幌プレオリンピックに行かれた皇太子夫妻が、スケート場で手に手をとって 滑っておられる写真が新聞や週刊誌に掲載された。私はその写真をはじめて見たとき、 何ともいえず情けない気がした。三島さんのことを連想したのはもちろんである。 もしも彼が生きていて、この写真を見たらおそらく激怒しただろうと思った。 私は、三十七才になられる皇太子殿下が妃殿下と手を交差させてスケートを楽しんで おられる写真を見て、日本の天皇制が曲がり角に来ていることをはっきりと感じた。 あの写真には本来皇室が持つべきディグニティ(威信)というものがまったく感じられ なかった。「週刊誌天皇制」よりももっと悪い「ゴシップ天皇制」とでもいうべき安 易さしかなかった。私は正直なところがっかりした。私の天皇論は、三島さんの天皇 論とまた違った観点に立っているが、天皇制護持という立場に変わりはない。その私 の天皇制護持の考えが、あの写真一枚で揺らいだといっても過言ではない。(中略) 小泉信三という人が皇太子殿下の先生として登場し、いろいろと曲折があった末に平 民出身の正田美智子さんが皇太子妃に選ばれ、今日の「週刊誌天皇制」のヒロインと なった。もちろん小泉さんの皇室の将来を憂えた気持ちも一つの見識であって、一概 に非難されるべきではないと思うが、皇室が妙に人間臭い存在になってしまったこと は否定できない事実である。(続く)
579 :皇太子へのメッセージ(抜粋)2/2 [sage] :2008/08/24(日) 23:08:40 いま、私たちが、女性週刊誌を開くと、そこにはスターの家庭生活と同じようなシー ンの中におられる皇太子ご一家が見られる。われわれの家族と大同小異の洋服を着た、 そして同じようなゲームに興じておられるご一家の様子が写っている。美智子妃は、 浩宮さまの運動会やPTAの席に父母会の一員として出かけて行かれる。しかし、そ れでも、皇太子は次の天皇であり、美智子妃は皇后である。 戦前までの日本の皇室尊崇の中に混じっていた血液信仰の思想は、美智子妃の出現に よってもろくも崩れたわけだが、PTA出席やスケートのデュエット滑走によって神 権政治に対して潜む意識的に持っていた信仰もまた薄れざるを得ない。つまり、本来 民主的であり得ないはずの皇室が、情報化時代のマス・メディアというリアルな媒体 によって、一見それが民主的であるかのようなポーズで私たちの前に登場しはじめた のである。 私たちは心の内部で、このような姿勢をとりはじめた皇族に対して、どのように心の 整理をつければいいのだろうか。皇太子ご夫妻が「皇室民主化」の言葉にまどわされ、 踊らされてしまっているのではないかという漠たる不安が私をとらえつつある。(中略) 私は、次代の天皇たる皇太子に威信と自己犠牲の双方の気持ちをお持ちくださいとい う過酷なお願いをあえてしたいと思う。週刊誌グラビアページのスターの地位は、い わゆるタレントたちにお譲りいただきたい。私たちは「見えない皇室」を守っていき たい。私たちは、皇室像を自分たちの頭の中で想像し、思い描き、その中から自分た ちの国と皇室に対する愛情を育てていきたい。 “孤独の人”から15年めの皇太子へのメッセージ 三島美学と日本の皇室 藤島泰輔 別冊女性自身(昭和46年5月1日)
580 :名無し草 [sage] :2008/08/24(日) 23:13:01 いつの世もこんなもんなのかな 583 :名無し草 [sage] :2008/08/25(月) 00:17:14 藤島さんは確かもう亡くなられた? 588 :名無し草 [sage] :2008/08/25(月) 06:59:21 >>583 「孤独の人」を書いた頃の自分は思想的に未熟だったとかいって 誌上で皇太子批判 両陛下の訪中に反対 1997年死去



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